審査

自動契約機とは

現在の若者世代では、消費者金融の自動契約機を知らない人も多いかと思います。今ではネットの発達により、消費者金融へ融資の申し込みをするにしても、自宅から簡単にスマホやパソコンを使って手続きが出来てしまいます。

また、信用情報機関の個人情報の精度が向上したことで、審査も迅速化し即日融資が当たり前の時代になっています。

そんな時代においても、過去に一世を風靡した自動契約機について考えてみたいと思います。

消費者金融業界の躍進に貢献

世の中に自動契約機が誕生したのは、1993年にアコムが「むじん君」という、自動で契約ができてしまう機器を設置したのが始まりです。

それまでには、カードを使って現金を引き出したり返済をしたりするCD機はありましたが、新規契約をする機器はまだありませんでした。

自動契約機が誕生する以前には、新規借入をするにあたっては直接窓口へ行って契約をする必要がありました。今ではめっきり少なくなったと思いますが、審査をする社員との対面審査が通常だったのです。

それが、無人契約機の誕生によって、対面審査をする必要がなくなったことで、それまで消費者金融の窓口へ行くのを躊躇していた人も、手軽に行けるようになったのです。

1995年に入ると各社とも本格的に自動契約機を導入し、アコムの「むじんくん」、プロミスの「いらしゃっしゃいましーん」、アイフルの「お自動さん」、武富士の「¥むすび」、レイクの「ひとりででき太」といった名称で参入していきました。

この無人契約機の登場によって、顧客が爆発的に増加したことは言うまでもありませんが、消費者金融にとっても社員削減によるコストカットにも寄与しました。顧客の倍増とコストカットによって、当時の消費者金融業界は大いに潤ったはずです。

自動契約機の問題点

ただ、問題点も少なくなかったことは事実で、これまで実施してきた対面審査を否定、自動契約機を導入したことで審査の質が落ちたと言われています。実際、この当時自己破産をする債務者が急増していたことは、まぎれもない事実だからです。